ニュージーランド留学でウェリントンを選ぶ理由|実際に住んで感じた魅力

ニュージーランド留学を考えるとき、「どの街に留学するか」は学校選びと同じくらい大切だと思います。
私は中学3年生からニュージーランドでの生活を始めており、フィティアンガ、ロトルア、ウェリントン、オークランドの4都市に実際に住んだ経験があります。 また、クライストチャーチ、ダニーデン、ハミルトンなど、他の主要都市にもこれまで何度も足を運んできました。その中でも、私が一番好きな街で、最終的な永住先として選んだのがウェリントンです。
もちろん、どの街にもそれぞれ違った良さがあります。ただ、実際にニュージーランドの様々な街で暮らしたり、訪れたりした中で、総合的にウェリントンは留学先としても一番いい街だと個人的には思っています。
この記事では、学生として実際にウェリントンで生活した経験と、現在暮らしている中で感じることの両方から、ウェリントンという街の魅力を紹介していきます。
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ウェリントンに実際に住んで感じた魅力
1. コンパクトで、都会と自然が充実している

私がウェリントンで一番好きなところは、「都会と自然の距離がとても近いこと」です。
ウェリントンはニュージーランドの首都ですが、街自体はとてもコンパクトです(市内中心部は1.9㎢ほど)。中心部にはレストラン、カフェ、ショップ、大学などが集まっている一方で、少し移動するだけで海や森、丘などの自然をすぐ近くに感じることができます。
最近、その距離の近さを改めて実感した出来事がありました。
ウェリントンには、海沿いで昼寝をしているたくさんの野生のオットセイを見ることができる、Red Rocks(レッド・ロックス)というハイキングスポットがあります。あるとき調べてみると、そこから市内中心部にある僕のお気に入りの麻辣湯屋さんまで、距離にして約10km(山手線の新宿~品川区間)しか離れていませんでした。
少し変な例かもしれませんが、これがウェリントンの「都会と自然の近さ」をすごく分かりやすく表している気がします。
私はウェリントンの大学卒業後、仕事のためにオークランドへ移り、約4年半生活しました。オークランドにももちろん海や公園などの自然はたくさんあります。ただ、街自体がかなり広いため、ニュージーランドらしい自然を楽しもうと思うと、個人的には「今日は自然を見に行こう」と少し郊外まで出かけるような感覚がありました。それに対してウェリントンでは、自然をわざわざ見に行くというより、普段の生活のすぐ隣に自然があるという感覚があります。
都会としての便利さがありながら、少し移動すれば海や森の中にいる。この距離感は、実際に他の街にも住んだからこそ、改めて感じるウェリントンの大きな魅力です。
2. 丘と海に囲まれ、歩くたびに景色が変わる

ウェリントンでもう一つ好きなのが、街のどこにいても景色に変化があることです。
私がこれまで訪れたニュージーランドの他の街は、比較的平坦で、街が横に広がっている場所が多くありました。一方、ウェリントンは海と丘に囲まれていて、住宅街も丘に沿って広がっています。
そのため、少し坂を上っただけで突然海が見えたり、街の中心部を離れると住宅街の向こうに緑に覆われた丘が見えたりと、場所によって見える景色が大きく変わります。特に私は、ウェリントンの「街全体が森に囲まれているような感覚」が好きです。海もすぐ近くにあり、街・海・丘・森が一つの景色の中に入ってくるのは、ウェリントンならではの魅力だと感じています。
そして、この景色を楽しみやすいのも、ウェリントンがコンパクトだからこそだと思います。学生時代の私は車を持っていませんでしたが、徒歩やバスを使って生活していて、普段行く場所の多くは10〜45分程度で移動できました。車がなくても色々な場所へ行けたので、学生の頃から街を歩いたり、公共交通機関を使ったりしながら、ウェリントンの色々な景色を楽しんでいました。
3. 街全体に「学生の街」という一体感がある

ウェリントンは、学生として生活するのにもとても面白い街だと思います。
私自身、ウェリントンの大学に通っていましたが、大学のキャンパスや学生寮が街の中心部にあり、街全体が学生生活の一部になっているような感覚がありました。授業が終わればそのまま街へ歩いて行けますし、街を歩いていて大学の友人と偶然会うこともよくありました。ウェリントン自体がコンパクトなので、学生同士の距離も自然と近くなります。
これは、学生時代に他の街を訪れたときにも感じた違いでした。
当時、オークランドやクライストチャーチの大学に通っていた友人を訪ねることがよくありましたが、どちらもウェリントンと比べると街がかなり広く、車を持っている学生も多くいました。友人からも、ウェリントンのように学生が街の中心部に集まって生活している環境を「羨ましい」と言われることがありました。
もちろん、それぞれの街や大学に違った良さがあります。ただ、私が実際に学生として生活して感じたウェリントンの魅力は、学校の中だけではなく、街そのものに学生の一体感があることでした。そんな日常を送りやすい街のサイズ感は、ウェリントンで学生生活を送って良かったと思う理由の一つです。
4. 「社会的ステータス」より「どう生きているか」

これは学生時代にはあまり意識していませんでしたが、社会人になってからウェリントンに戻ってきて、改めて好きになった部分です。
ウェリントンには、アート、ファッション、映画などのクリエイティブな文化が街に根付いたり、出世競争の激しい民間企業より、ニュージーランドの中では比較的ゆったりしている公務員系の職業が多いです(ウェリントンは市民全体の40%近くが公務員系の職についており、オークランドは市民全体の14%というデータもあります)。それもあってか、「社会的なステータス」よりも「その人がどう生きたいか」を大切にするような空気を私は感じます。
私は大学卒業後、仕事のためにオークランドへ移り、外資系IT企業の法人営業・管理職として約4年半働きました。オークランドでの生活も良い経験でしたが、仕事や周囲の人との関わりの中で、学歴やキャリア、年収、住んでいる家、乗っている車など、いわゆる「社会的なステータス」を意識する場面がウェリントンより多いように感じました。私自身はその価値観にあまり馴染めませんでした。
一方、ウェリントンに戻ってきて感じたのは、人と比べて何を持っているかより、自分が何をしたいのか、自分が幸せなのかを大切にしている人が多いということです。
もちろん、これはあくまで私がそれぞれの街で生活し、出会った人たちとの経験から感じたことで、オークランドとウェリントンの人を一括りにできるものではありません。
それでも、学生時代、そして社会人になってから改めてウェリントンで暮らしてみて、この街の少し自由で、人それぞれの生き方を受け入れるような雰囲気は、現在も私がウェリントンに住んでいる大きな理由の一つになっています。
5. 唯一のデメリット:とにかく風が強い

ここまでウェリントンの好きなところを書いてきましたが、もちろん住んでいて不便に感じることもあります。
ただ、正直に言うと、私自身はウェリントンで生活していて「これは大きなデメリットだ」と感じることがあまりありません。ニュージーランドという国は、日本に比べると不便なところはいくつかありますが、それはウェリントンに限った話ではありません。
その中で、一つウェリントン特有のデメリットを挙げるとすれば、とにかく風が強いことです。ウェリントンは丘に囲まれた港町ということもあり、年間を通して風の強い日が多くあります。穏やかな日だと思って外に出ても、場所によって突然強い風が吹いていることも珍しくありません。
特に私の場合、ランニングやサイクリングなど外でするスポーツが好きなので、この風にはかなり影響を受けます。(最近は「これもいいトレーニングになる」と考えるようにしています(笑))
風も含めてウェリントンらしさだと思っているので、私にとって街を選び直すほどのデメリットではありません。ただ、風が苦手な人や、外でスポーツをするのが好きな人にとっては、ウェリントンを選ぶ前に知っておいた方がいいポイントだと思います。
まとめ. 留学先として一番「ちょうどいい」街

私自身がウェリントンで学生生活を送った経験から考えても、ウェリントンは留学先として一番バランスのいい街だと思います。
一番大きいのは、ある程度都会でありながら、ニュージーランドの大自然などの良さをしっかり味わうことができることです。
留学中は学校に通うだけではなく、友人と出かけたりなど、少しずつ自分の生活を作っていくことになります。ウェリントンは街がコンパクトなので、学生でも行動範囲を広げやすく、私自身も学生時代は車を持っていませんでしたが、特に不自由なく生活できていました。
一方で、小さな田舎町というわけでもありません。ニュージーランドの首都なので、街の中心にはお店やカフェ、レストラン、大学などが集まり、色々な国やバックグラウンドを持つ人が暮らしています。
そして少し移動すれば、海や丘、森などニュージーランドらしい自然もすぐ近くにあります。
私自身、ニュージーランドの様々な街で生活してきました。そんな中、留学を通してニュージーランドらしい生活を経験しながら、都会の便利さも利用し、自分で行動して生活の幅を広げていいける環境として、ウェリントンはとても「ちょうどいい」街だと、実際に学生として生活した私は感じています。
この記事が、ニュージーランドでの留学先を考えるときに、「ウェリントンで暮らす」という選択肢を知るきっかけになれば嬉しいです。
↓次の記事では、私が実際に住んだ他の街はどんな街だったのか。感じた魅力や特徴について紹介していきます。
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運営者プロフィール

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中学3年生でニュージーランドへ留学し、現地高校を卒業。その後、現地大学(Victoria University of Wellington)へ進学し、卒業後は現地企業に就職。24歳の時にバックパッカーとして、約9カ月で世界18カ国も訪問。
これまでニュージーランドでは4つの街で生活し、現在は実際に学生生活を過ごした首都であるウェリントンを拠点に、留学サポートエージェンシー・Wellytonianを運営中。
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