日本とニュージーランドの違い&似ているところ|実際に暮らして分かること

私は中学3年生の時にニュージーランドへ留学をし、大人になった現在でもニュージーランドで生活をしています。
この記事で紹介するのは、統計や調査から見た「日本とニュージーランドの違いや共通点」ではなく、実際に学校へ通い、働き、友人を作り、生活してきた中で私自身が感じた違いや共通点です。そのため、かなり私の主観も入っています。
もちろん、日本にもニュージーランドにも色々な人がいますし、ニュージーランドの中でも住む街によって雰囲気は違います。私自身、フィティアンガ、ロトルア、ウェリントン、オークランドで生活してきましたが、それぞれの街で感じる雰囲気も同じではありませんでした。
→ ニュージーランド留学の都市選び|実際に住んだ4つの都市+αを紹介
その上で今回は、長くニュージーランドで暮らしてきた私が感じる、「日本と違うところ」と「意外と似ているところ」を、実際のエピソードも交えながら紹介していきます。
↓一緒に読める関連記事↓
ニュージーランド留学のメリット
ニュージーランド留学の費用はいくら?中学・高校留学の費用を実例で解説
ニュージーランドの中学・高校留学|現地校卒業生による、学校生活紹介
実際に暮らして感じた、日本とニュージーランドの違い
1. 細かいことを気にしない。「She’ll be right」の精神

ニュージーランドで生活していて感じる大きな違いの一つが、細かいことをあまり気にしない人が多いことです。
良く言えばおおらか、悪く言えば少し適当。日本では事前にしっかり計画を立てて、できるだけ失敗しないように準備することが多いですが、ニュージーランドではその場の状況に合わせて行動して、多少うまくいかなくても「She’ll be right(まあ、なんとかなるよ)」と深く考えない雰囲気を感じることがよくあります。
特にニュージーランド人の友人と旅行をすると、この違いを感じることが多いです。細かく予定を決めるよりも、「とりあえず行ってみよう」「着いてから考えよう」ということもしばしばです。将来のことを細かく心配するより、「今の生活をとりあえず楽しむ」ことを大切にしている人が日本より多いというのが、私が長く生活してきて感じるニュージーランドらしさの一つです。
2. 思い切りのある人が多い

「細かいことを気にしない」という部分にもつながりますが、ニュージーランドでは、思い切って行動する人が多いように感じます。
特に印象的なのが、20代半ば〜30代くらいで長期間(半年~数年)の海外旅行に出る人が多いことです。仕事を辞め、バックパッカーとして世界を回る、という人にも何度も出会いました。ニュージーランドは世界の多くの地域から遠いため、「わざわざ北半球まで行くなら、色々な国を回ろう」という感覚もあるのだと思います。会社で休みを取ることに対するハードルが低いのもあり、仕事を辞めずとも数週間~1カ月のスパンで旅行に行く人も多いです。
私自身も周りの人たちから影響を受け、バックパッカーとして約9カ月で16カ国を旅しました。その旅ではキリマンジャロやモンブランという山にも登りましたが、こうしたことに挑戦しようと思えたのも、周りに「まずやってみよう」という思い切りのある人が多かった影響があると思います。(ちなみにバンジージャンプを娯楽として考案したのもニュージーランド人です)
3. 年齢に関係なくアクティブな人が多い

ニュージーランドでは、年齢に関係なく体を動かすことを楽しんでいる人が多いと感じます。
ランニング、サイクリングやハイキングなどを日常的に楽しむ人も多く、豊かな自然の中で体を動かすことが、生活の一部になっているように感じます。特に印象に残っているのが、ニュージーランドの田舎をドライブしていた時に出会った2人のおばあちゃんです。キャンピングカーに自転車を積み、各地を自転車で走りながらニュージーランドを旅していました。
「何歳になってもこんな旅ができるのか」と驚いたのを今でも覚えています。
ニュージーランドには気軽に歩けるトラックから、本格的なハイキングコースまでたくさんあり、自然の中で体を動かすことへのハードルが低いのも、アクティブな人が多い理由の一つなのかなと個人的には感じています。
4. 男女の間に壁をあまり感じない

学校生活で感じた違いの一つが、男女の間の壁が日本より少ないことです。
日本の学校は、男子は男子、女子は女子で遊ぶことが多く、体育などでも男女が分かれる場面があると思います。
一方ニュージーランドでは、男女が混ざって遊ぶことが自然で、私が通っていた学校では体育の授業も基本的に一緒でした。友人グループでも「男子グループ」「女子グループ」とはっきり分かれることが少なく、性別をあまり意識せずに付き合っていたように思います。
もちろん学校や人によって違いますが、両方の学校生活を経験した私にとって、男女の距離感の違いは最初に感じた文化の違いの一つでした。
5. 上下関係はほぼなく、人との距離が圧倒的に近い

ニュージーランドでは、年齢や立場による上下関係を意識する場面が、日本より圧倒的に少ないと感じます。
学生時代も先輩・後輩という関係をほとんど意識することがなく、先生とも比較的フラットに話していました。社会人になって現地企業で働いた時も、上司と部下という役割はありますが、人間関係そのものはかなりフラットでした。
それを象徴するのが、「先輩だから奢る」という文化はほぼありせん。年上の人と飲みに行っても、自分の飲み物は自分で払うのが普通でした。そのため今でも、日本に帰って年上の人と食事に行き、「ここはいいよ」と奢ってもらうと、逆にとても新鮮に感じます。
敬語や先輩・後輩を意識する日本と比べると、年齢や役職に関係なく、一人の人として接する感覚が強いのは、ニュージーランドで長く生活して感じた違いの一つです。
6. クリスマスと新年の過ごし方が違う

日本とニュージーランドでは、クリスマスと新年の位置づけがかなり違うと感じます。
日本では、クリスマスは恋人や友人と過ごし、お正月になると実家へ帰省して家族とゆったり過ごすイメージがありますが、ニュージーランドではどちらかというと逆です。クリスマスは家族で過ごす大切な日で、実家へ帰省したり、親戚が集まったりしてゆっくり過ごします。「クリスマス=恋人と過ごす日」という感覚は、ニュージーランドではほとんど感じません。
一方、新年はパーティーや大型イベント、コンサートなどで盛り上がることも多く、家族行事というより「みんなで新年を祝うお祭り」という印象があります。さらにニュージーランドのクリスマスは真夏です。日本で育った私にとって、夏の青空の下でクリスマスを迎える光景も、最初はかなり不思議な感覚でした。
7. 中学・高校の授業スタイルが違う

学校生活にも、日本とニュージーランドでは大きな違いがあります。
日本では自分のクラスの教室があり、先生が教室に来て授業をすることが多いですが、ニュージーランドでは基本的に生徒が科目ごとの教室へ移動するスタイルです。また、学年が上がるにつれて自分で選べる科目も増えていきます。全員が同じ時間割で同じ授業を受けるというより、自分の興味や将来に合わせて時間割を作っていく感覚が強くなります。
私自身、日本とニュージーランド両方の学校を経験したので、この違いはかなり大きく感じました。学校の授業や1日の過ごし方については、別の記事で詳しく紹介しています。
→ ニュージーランドの中学・高校留学|現地校卒業生による、学校生活紹介
意外と似ている?日本とニュージーランドの共通点
ここまで日本とニュージーランドの違いを紹介してきましたが、長く生活していると、「意外と日本と似ているな」と感じる部分もあります。
1. 「謙遜」を大切にする

ニュージーランドは日本より個人主義的な社会ですが、意外と似ていると感じるのが、自分を前に出しすぎない文化です。
ニュージーランドには、「Tall Poppy Syndrome(トール・ポピー・シンドローム)」という言葉があります。周りより背が高く伸びたポピー(ケシの花)は切られるといった意味合いで、「出る杭は打たれる」と似ています。自信を持って自分の意見を言うことは大切にされる一方、「自分が、自分が」と自分のことばかり話したり、自慢したりする人はあまり好かれません。
西洋の国というと「とにかく自分をアピールする」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、この謙遜を大切にする感覚は、日本人にも比較的馴染みやすいニュージーランド文化の一つだと私は感じています。
2. 色々な国の食文化を楽しめる

日本とニュージーランドは食文化そのものはかなり違いますが、色々な料理を楽しめるという点では、意外と共通していると感じます。
ニュージーランドは移民の多い国なので、特にウェリントンやオークランドなどの都市部では、中華、韓国、タイ、ベトナム、マレーシア、インド、日本など、様々な国の料理を気軽に楽しめます。
私自身ニュージーランドに長く住んでいても、食事の選択肢が少なくて困ると感じることはあまりありません。むしろ、東南アジアの料理や本格的なインド料理など、日本ではあまり馴染みのなかった国の料理を知る機会が増えたのも、ニュージーランドで生活して良かったことの一つです。最近の私のお気に入りは麻辣湯です。
もちろん、田舎へ行くと選択肢はかなり少なくなりますが、ある程度の規模の街であれば、様々な国の食文化を楽しむことができます。
3. 自然を大切にする感覚

日本とニュージーランドには、自然を大切にする感覚にもどこか共通する部分があると感じます。
日本には昔から、山や海、森など自然の中に神様が宿るという「八百万の神」の考え方があり、自然と共に生きてきた文化があります。
ニュージーランド、特に原住民族のマオリ文化では、人間と自然とのつながりをとても大切にしています。 海や山、川、森などを単なる資源として見るのではなく、大切に守り、次の世代へつないでいこうという考え方を生活の中でも感じることがあります。
また、ニュージーランドには独自の生態系や多くの固有種がいるため、入国時の検疫が厳しいことでも知られています。私自身、日本からニュージーランドへ戻る度に、食べ物やアウトドア用品などを細かく申告する必要があり、国全体で自然環境を守ろうとしていることを実感します。
文化的な背景はもちろん違いますが、自然を身近な存在として大切にする感覚は、日本とニュージーランドの意外な共通点の一つだと私は感じています。
まとめ|違うからこそ、住んでみると面白い

今回は、私が実際にニュージーランドで生活してきた中で感じた、日本との違いと意外な共通点を紹介しました。私自身、中学3年生からニュージーランドで生活したことで、両方の考え方から大きな影響を受けました。
留学の面白さは、英語を学ぶことだけではありません。海外で生活すると、それまで自分が「当たり前」だと思っていたことが、実は当たり前ではなかったことに気づきます。
そして、日本とニュージーランドの両方を知ることで、それぞれの良いところを自分なりに取り入れられることも、海外で生活する魅力の一つだと思います。
↓一緒に読める関連記事↓
ニュージーランド留学のメリット
ニュージーランド留学の費用はいくら?中学・高校留学の費用を実例で解説
ニュージーランドの中学・高校留学|現地校卒業生による、学校生活紹介

もしニュージーランドに留学したら。(無料資料)
学校、友達、ホームステイ、放課後、そしてその先の自分。
ニュージーランドで待っているかもしれない毎日を、一冊の資料にまとめました。
まだ留学を決めていなくても大丈夫です。
ニュージーランド留学を、現地からサポート
Wellytonianは、一人ひとりの留学に、本気で向き合います。
大勢の中の一人ではなく、人生の1ページを共に歩むパートナーとして。
学校選びや出発前の準備だけでなく、ニュージーランドに来てからも。
現地であなたに寄り添い、その留学が自分自身の成長につながるようサポートします。
運営者プロフィール

-
中学3年生でニュージーランドへ留学し、現地高校を卒業。その後、現地大学(Victoria University of Wellington)へ進学し、卒業後は現地企業に就職。24歳の時にバックパッカーとして、約9カ月で世界18カ国も訪問。
これまでニュージーランドでは4つの街で生活し、現在は実際に学生生活を過ごした首都であるウェリントンを拠点に、留学サポートエージェンシー・Wellytonianを運営中。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
代表メッセージ
私自身、ニュージーランドに留学して本当に良かったと思っています。しかし、留学生活では楽しいことだけでなく、文化の違いや言葉の壁に苦労することもありました。
だからこそ、このサイトでは一般的な留学情報だけでなく、実際に経験したことや、現地で暮らしているからこそ分かるニュージーランドの「リアル」をお伝えしていきたいと思っています。
些細な相談事や質問なのがあれば、お気軽にお問い合わせください!






