ニュージーランド留学のホームステイ事情|実際に暮らして分かったリアル

ニュージーランド留学を考える中高生にとって、学校選びと同じくらい気になるのが「ホームステイって実際どんな感じ?」ということではないでしょうか。

私は中学3年生から高校卒業までニュージーランドでホームステイを経験し、これまでに3つのホストファミリーと生活してきました。現在は首都のウェリントンに在住し、仕事を通して現地校の留学担当の先生と話す機会も多くあります。

結論から言うと、私はホームステイを経験して本当に良かったと思っています。

英語を使う機会が増えるのはもちろんですが、それ以上に大きかったのが、親元を離れて生活する経験です。それまで親がやってくれていた「当たり前」のことが少しずつ自分の責任になり、生活そのものを通して自立するきっかけになりました。

もちろん、すべてのホームステイが完璧なわけではありません。私自身、合わないと感じて途中でホームステイ先を変更した経験もあります。

この記事では、実際のホームステイ生活、ホストファミリーとの付き合い方、よくあるトラブル、合わなかったときの対応まで、私自身の経験をもとにニュージーランドのホームステイのリアルを紹介します。

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ニュージーランド留学のホームステイ事情

そもそもホームステイとは?

ニュージーランド・ホームステイ

ホームステイでは、現地の一般家庭が「ホストファミリー」となり、ファミリーの家に自分の部屋を用意してもらい、その家庭の一員として一緒に生活します。食事をしたり、家族と会話をしたり、時には一緒に出かけたりと、学校以外の時間も現地の生活の中で過ごすことになります。

ニュージーランドへ留学する場合、滞在方法として学生寮などを利用するケースもありますが、ホームステイが中高生の間では一般的です。 私が住んでいるウェリントンでも、多くの留学生がホームステイをしながら学校に通っています。

ニュージーランド留学では、学校側がホームステイ先を手配・管理しているケースが殆どです。しかも、留学生の受け入れに慣れている家庭が多いのも印象的です。大学生や社会人でもシェアハウスをする人が多い文化なので、家に家族以外の人と一緒に住むことへの抵抗が少ないのも背景にあるかもしれません。私の場合は旅行に行くときにも一緒に連れて行ってくれたりなど、「留学生を預かる」というより、家族の一員として迎えてくれたという印象が強く残っています。

そのため、ホームステイは英語を勉強する環境としてもとても良いです。ただし、忘れてはいけないのはホームステイはホテルではないということです。お客さんとして何でもやってもらうのではなく、自分からその家庭の生活に入っていくことが、ホームステイを楽しむ第一歩です。

ホームステイでの食生活はどんな感じ?

ニュージーランド・ホームステイアジア人

ホームステイと聞くと、ホストファミリーが毎食用意してくれるイメージがあるかもしれませんが、朝食や昼食は自分で用意することもあります。

私が生活した家庭は基本的に共働きで、平日の朝食は自分でシリアルを用意し、昼食もサンドイッチや果物などを自分でランチボックスに入れて学校へ持って行っていました。夕食はホストファミリーが作ってくれて、家族みんなで食べるという生活が基本でした。

私がお世話になった3つの家庭は全て白人系の家庭だったこともあり、夕飯はマッシュポテト、サラダ、ラムのステーキといった肉料理が多かったです。しかし、アジア人やインド人のホームステイファミリーも中にはいるので、そういった場合はお米を中心とした夕飯になるかもしれません。

それと実際に生活をする中で、一つ心がけていたことがあります。それは夕食の準備や片付けのときに積極的に「Can I help you?」と声をかけることです。家事を手伝うことはもちろんですが、そこから自然と会話も生まれ、いい英語の練習にもなりました。

英語に自信がなくても、「Can I help you?」の一言からホストファミリーとのコミュニケーションを始められるので、これからホームステイをする人にはぜひ実践してほしいことの一つです。

ホームステイ先は完全にランダムではない

ニュージーランド・ホームステイ2

ホームステイ先は完全にランダムで決まるわけではなく、ほとんどの場合学校に事前に希望を伝えることができます。

例えば私は、「年齢の近いホストブラザーがいる家庭がいい」という希望を出していました。他にも、家族構成、ペットの有無や食事、アレルギーなど、希望や生活上必要な条件を事前に伝えられます。

また、私が学生だった頃は家庭によってはWi-Fiの通信量に上限があり、「1カ月○GBまで」という家もありました。最近はかなり少なくなりましたが、インターネット環境が気になる人は、こうした点も事前に確認しておくと安心です。

ただし、希望した条件に合っている家庭=自分と相性の良い家庭とは限りません。

私も「同年代のホストブラザーがいれば仲良くなれるだろう」と思っていましたが、実際に生活してみると、必ずしもそうではありませんでした。ホームステイは人と人との生活なので、条件だけでは分からない部分もあります。この点については、後ほど私が実際にホームステイ先を変更した経験も紹介します。

ホストファミリーからよく聞く「日本人留学生あるある」

現在私は、現地校の留学担当の先生と仕事をする機会が多くあります。その中で、ホームステイ先から「日本人の生徒によくある」と聞くことがいくつかあります。

シャワーが長い

日本ではお風呂にゆっくり入る習慣がありますが、ニュージーランドでは家庭によって使えるお湯の量に限りがあることがあります。

特に貯湯式の給湯設備を使っている家庭では、一人が長時間シャワーを使うと、次の人のお湯が足りなくなることも。そのため、ホームステイでは日本にいる時よりもシャワーを短めにすることを意識すると良いでしょう。

部屋からなかなか出てこない

もう一つよく聞くのが、自分の部屋にこもってしまうことです。アジアから来た留学生によく見られることがあるそうですが、日本人留学生が特に多いそうです。

英語に自信がなかったり、シャイだったりすると、どうしても自分の部屋で過ごしたくなります。しかし、それではせっかくホームステイをしていても、ホストファミリーと話す機会が少なくなってしまいます。完璧な英語を話す必要は一切ありません。なるべくリビングで一緒に過ごしたり、夕食の準備で「Can I help you?」と声をかけたりするだけでも、自然と会話は増えていきます。

自分から少しだけ家庭の中に入っていくことが、ホームステイを楽しむ上でとても大切だと思います。

合わないホームステイ先なら、我慢し続けなくていい

ここまではホームステイの良いところや、留学生側が気をつけたいことを紹介してきました。しかし、だからといって留学生が何でも我慢しなければいけないわけではありません。

私自身、最初に生活したホームステイ先から、途中で別の家庭へ変更した経験があります。

当時、「年齢の近いホストブラザーがいる家庭」を希望し、実際に同い年の男の子がいる家庭になりました。しかし、彼はほとんど自分の部屋にこもってゲームをしていたり、家族同士の口喧嘩も多く、想像していたホームステイ生活とは少し違っていました。また、私は積極的に家事を手伝っていたのですが、少しずつ求められることが増え、週末の予定や友人との約束にも影響するようになりました。

そこで学校に相談し、最終的にホームステイ先を変更することにしました。

新しい家庭では年齢は離れていましたが、年下のホストブラザーとも仲良くなることが出来たり、それが良い英語の勉強にもなったりと、家庭の雰囲気も自分に合っていました。振り返ってみても、無理に我慢せず、学校にステイ先の変更の相談をして、本当に良かったと思っています。

ホームステイにはどうしても相性があります。まずはホストファミリーと話してみることが大切ですが、それでも解決しない場合は、一人で抱え込まず、現地の留学エージェントや、学校のホームステイ担当者などに相談することも大切です。

3つのホームステイ先で暮らして感じたこと

ニュージーランド・ホームステイ4
ニュージーランド・ホームステイ3

私はニュージーランドで、これまでに3つのホストファミリーと生活しました。

家庭によって家族構成や生活スタイル、ルールは本当にさまざまです。同年代のホストブラザーがいても必ず仲良くなれるとは限りませんし、逆に年齢が離れていても、とても仲良くなることがあります。

ちなみに2つ目の家庭では、たまに白米を炊いてくれたのですが、なぜか毎回炊き上がったご飯を水で洗うというスタイルでした。かなり衝撃的だったので、今でもよく覚えています(笑)。こうした日本とのちょっとした生活習慣の違いも、ホームステイならではの面白さだと思います。

そして、最後に生活した家庭には2年以上、高校を卒業するまでお世話になりました。ホームステイを終えた後も関係は続いていて、10年以上経った今でも交流があります。

ホームステイは単なる「留学中の滞在先」ではありません。相性の良い家庭と出会えれば、留学が終わった後も続く関係を築けることも、ホームステイの大きな魅力だと思います。

まとめ|ホームステイは「お客さん」ではなく「家族の一員」

実際にホームステイをして感じたのは、ホームステイはホテルではなく、その家族の一員として生活する場所だということです。

何でもやってもらうのを待つのではなく、自分から手伝ったり、リビングで一緒に過ごしたり、分からないことがあれば聞いたりする。そうした小さな行動から会話が生まれ、英語を使う機会も自然と増えていきます。

一方で、文化や生活習慣の違いをすべて我慢する必要もありません。困ったことがあれば自分の意見を伝え、それでも解決しなければ相談することも大切です。親元を離れて海外の家庭で生活することは、英語だけでなく、自分のことを自分でやり、自分の考えを相手に伝える練習にもなります。

私自身、良いこともそうではないことも経験しましたが、それも含めてホームステイはニュージーランド留学ならではの大きなメリットでした。

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運営者プロフィール

伊藤大智|Wellytonian代表
伊藤大智|Wellytonian代表
中学3年生でニュージーランドへ留学し、現地高校を卒業。その後、現地大学(Victoria University of Wellington)へ進学し、卒業後は現地企業に就職。24歳の時にバックパッカーとして、約9カ月で世界18カ国も訪問。

これまでニュージーランドでは4つの街で生活し、現在は実際に学生生活を過ごした首都であるウェリントンを拠点に、留学サポートエージェンシー・Wellytonianを運営中。

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代表メッセージ

私自身、ニュージーランドに留学して本当に良かったと思っています。しかし、留学生活では楽しいことだけでなく、文化の違いや言葉の壁に苦労することもありました。

だからこそ、このサイトでは一般的な留学情報だけでなく、実際に経験したことや、現地で暮らしているからこそ分かるニュージーランドの「リアル」をお伝えしていきたいと思っています。

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