ニュージーランド留学前に知っておきたい大切なこと|現地生活で感じた6つの注意点

ニュージーランド留学について調べていると、「自然が豊か」「治安が良い」「人が優しい」といった、良いところを目にすることが多いと思います。
もちろん、私自身もニュージーランドが好きだからこそ、中学3年生で留学して以来、この国で生活しています。
しかし、ニュージーランドは完璧な国ではありません。私自身、長く生活する中で、「日本だったらこんなこと起きないのに……」と思うことは何度もあります。
でも、「そういう違いがある」と最初から知っているだけでも、受け止め方は大きく変わります。
この記事では、私自身がニュージーランドで生活する中で実際に経験したことをもとに、「留学する前に知っておきたかった」6つの注意点を紹介します。
ニュージーランドの悪いところを紹介するための記事ではありません。
違いを知ったうえで留学することで、「こんなはずじゃなかった」で終わらせず、その経験から何を学べるのかを考える準備をしてもらえたらと思います。
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ニュージーランド留学前に知っておきたい6つのこと
01. 入国時、食品や植物の持ち込みがとても厳しい

ニュージーランドへ初めて渡航する人に、まず知っておいてほしいのが入国時の持ち込みルールです。
ニュージーランドには世界でも珍しい固有の動植物が数多く生息しているため、海外から害虫や病気などが持ち込まれると、その生態系に大きな影響を与える可能性があります。そのため、空港では入国時に厳しいチェックが行われています(持ち込める物・そうでない物一覧)。
こちらの資料でも、外来の動植物や害獣がニュージーランドの生態系に影響を与えてきたことや、厳しい検疫の背景を紹介しています。
特に覚えておいてほしいのは、「持ち込めるか分からないものがあったら、自己判断せず申告する」ということです。
食品を持っていること自体よりも、申告が必要なものを申告しないことが問題になります。入国できない物を申告をすると、没収されて終わりですが、申告漏れの場合は、4万円前後の罰金を払うことになってしまいます。日本からお菓子やインスタント食品、ふりかけ、お茶などを持って行きたい人も多いと思いますが、「これは大丈夫だろう」と決めつけないことが大切です。
私自身も長くニュージーランドで生活する中で何度も入国審査を経験していますが、迷ったら申告・確認するようにしています。
最初は面倒に感じるかもしれません。でも、その背景を知ると、これは単にルールが厳しいのではなく、ニュージーランドが自分たちの自然環境を守るために行っていることだと分かります。
留学では、こうした「日本とは違うルールと、その理由を知ること」も一つの学びだと思います。
02. 物事が時間通り・約束通りに進まないことがある

日本で生活していると、電車やバスが時間通りに来ることや、指定された日に荷物が届くこと、予定した時間に物事が始まることを、当たり前に感じているかもしれません。
しかしニュージーランドでは、必ずしも全てが予定通りに進むとは限りません。
バスが遅れる。
予定していた時間になっても始まらない。
メールの返事がなかなか来ない。
手続きに思った以上に時間がかかるなど。
私自身、長く生活してきた中で、このような経験を何度もしてきました。ニュージーランドは日本と比べると、時間や予定に対して少し柔軟なところがあるように感じます。
だからこそ、ニュージーランドでは日本以上に「予定通りにいかない可能性も考えて、少し余裕を持って行動する」ことが大切です。
そして、思い通りに進まなかった時にも、「なんで時間通りじゃないの?」とイライラするだけではなく、「じゃあ、次はどうすればいいだろう?」と考えて対応することも重要です。
最初は不便に感じるかもしれませんが、生活していくうちに、予定外のことにも柔軟に対応する力が自然と身についていきます。
03. 人によって、言っていることが違うことがある

ニュージーランドで生活していると、同じ質問をしているのに、聞く人によって答えが違うことがあります。
例えば、学校や役所での手続き、ビザに関する問い合わせなどです。日本では、担当者が変わってもある程度は同じ説明を受けられることが多いと思います。しかしニュージーランドでは、担当者によって説明や案内が異なることもあります。私自身、特にビザの申請手続きで何度もこの経験をしました。
同じ内容について問い合わせても、電話に出た職員によって回答が違い、何を信じればいいのか分からず、苦労したことがあります。だからこそ、私が大切にしているのは、「一人に言われたことを、そのまま鵜呑みにしない」ということです。
特にビザや学校の手続きなど、重要なことについては、公式サイトで確認したり、必要に応じて別の担当者にも問い合わせたりするようにしています。
また、誰から、いつ、どのような説明を受けたのかを記録しておくことも大切です。最初は「どうして自分で何度も確認しないといけないんだろう」と思うかもしれません。でも、こうした経験を通して、人任せにせず、自分で情報を確認し、判断する力が身についたと感じています。
留学生活では、誰かが全て正しい答えを教えてくれるとは限りません。だからこそ、分からないことをそのままにせず、自分から質問し、納得できるまで確認する姿勢を大切にしてほしいと思います。
04. 日本ほど、なんでもすぐには買えない

日本で生活していると、コンビニやスーパーが遅くまで営業していたり、ネットで注文した商品が翌日に届いたりすることは、ごく普通のことだと思います。
しかしニュージーランドでは、日本と同じような便利さは、残念ながらありません。
例えば、お店の閉店時間が早かったり、欲しい商品が近くのお店に売っていなかったり、ネットで注文したものが届くまでに何日もかかったりなど。
もちろん、ニュージーランドにも大型ショッピングモールやネット通販はあります。ただ、日本と比べると人口が圧倒的に少ないので、お店や商品の選択肢も限られています。
だからこそ、ニュージーランドで生活するうえでは、必要なものを早めに準備しておくことが大切です。例えば、学校で使うものや日用品が必要になった時、直前になって買いに行くのではなく、余裕を持って準備するなど。
最初は不便に感じることもありますが、こうした生活を通して、先を見越して準備する力や、限られた選択肢の中で工夫する力が身につくと思います。そして、日本ではあたりまえだと思っていた便利さが、世界では決してあたりまえではないことにも気づかされます。
今まで気づかなかった日本の良さを、海外での生活を通して再発見できる。これも、留学で得られる大切な経験の一つだと感じています。
05. 「察してくれる」とは限らない

日本では、相手の気持ちを察したり、周りの空気を読んで行動したりすることが大切にされていると思います。
一方、ニュージーランドでは、「自分の気持ちや考えは、自分の言葉で伝える」ことがより重視されていると感じます。
もちろん、ニュージーランドにも親切で思いやりのある人はたくさんいます。ただ、日本のように相手の気持ちを察して先回りするというより、相手の判断を尊重し、自分が求められていない場合は、そっとしておくという考え方が強い印象です。
例えば、学校の授業が分からない時や、ホームステイ先で困ったことがあった時。何も言わずに我慢していても、周りの人が気づいてくれるとは限りません。
ニュージーランドで生活する中で、「言わなくても分かってくれるだろう」と期待するのではなく、自分から伝えることの大切さを学びました。そして、ただ思ったことを口にするのではなく、相手の考えも尊重しながら、どうすれば自分の気持ちが伝わるのかを考えるようになりました。
これは英語力の向上だけでなく、コミュニケーション能力を身につけるうえでも、とても大切な経験だったと思います。
06. ニュージーランドにはチップ文化がない

海外旅行や留学と聞くと、レストランやホテルでチップを渡す必要があると思う人もいるかもしれません。特にアメリカでは、サービスを受けた際にチップを支払う文化があります。
しかし、ニュージーランドには基本的にチップを渡す習慣がありません。レストランやカフェ、タクシーなどを利用した際も、基本的には表示された料金を支払えば大丈夫です。もちろん、特別に良いサービスを受けた際に、感謝の気持ちとしてチップを渡すことはできますが、義務ではありません。
私自身、ニュージーランドで長く生活していますが、普段の生活でチップを渡すことはほとんどありません。日本と同じように、良いサービスを受けたら「Thank you」と感謝を伝えるだけでも十分です。
海外だからといって、全ての国にチップ文化があるわけではありません。
こうした小さな違いも、留学前に知っておくと安心できることの一つだと思います。
まとめ. 違いを知ることが、留学を楽しむ第一歩

ここまで、ニュージーランド留学前に知っておきたい6つの注意点を紹介しました。
私も中学3年生で留学して以来、文化の違いに驚いたり、思い通りにいかず苦労したりすることが何度もありました。でも、今振り返ると、そうした経験こそが、自分を成長させてくれたと感じています。
留学で大切なのは、物事を思い通りに進めるのではなく、思い通りにいかなかった時に、どうするかを考えることだと思います。そして、ニュージーランドでの経験を通して、日本の良さにも、ニュージーランドの良さにも気づいてもらえたら嬉しいです。
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中学3年生でニュージーランドへ留学し、現地高校を卒業。その後、現地大学(Victoria University of Wellington)へ進学し、卒業後は現地企業に就職。24歳の時にバックパッカーとして、約9カ月で世界18カ国も訪問。
これまでニュージーランドでは4つの街で生活し、現在は実際に学生生活を過ごした首都であるウェリントンを拠点に、留学サポートエージェンシー・Wellytonianを運営中。
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代表メッセージ
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